Darkroom の Magic Select マスク
先日の iPhone Duo アップデートに続いて、Magic Select をご紹介します。写真の中のあらゆるものを選択できる、Darkroom+ の新しいマスクです。
とても賢いマスクブラシだと考えてください。写真の特定の部分をマスクするには、これまでブラシで境界に沿って丁寧に塗る必要があり、すぐに面倒になります。Magic Select は写真とあなたの意図を理解するので、タップやさっとなぞるだけで、期待どおりの、編集したい部分が選択されます。覆い焼きや焼き込みのような編集では、ブラシにも役割があります。その多くは今でも線形マスクと円形マスクでカバーできますが、必要なときのためにブラシの追加も検討しています。
先日リリースした修正、パフォーマンスと安定性の改善とあわせて、Darkroom での写真編集はこれまでになくマジカルになりました。
Magic Select マスクは iOS 27 と、Apple GPU Family 7 のデバイスでのみ利用できます。対応デバイスの一覧。
選択する
Magic Select は、あなたと同じように写真を見ます。人物、その背後の空、立っている通り。人物をタップして、ごちゃごちゃした背景から明るく浮かび上がらせる。視線を奪う空を暗くする。ほかには触れずに顔の影を持ち上げる。こうした小さな変化が、最初にどこを見るかを決めます。
Magic Select は Apple の組み込みセグメンテーションモデルを使い、デバイス上で動作します。写真はどこにもアップロードされず、解析もすばやく終わります。

Magic Select マスクには、3 つの選択方法があります。
タップしてオブジェクトを選択
いちばん簡単なのは、人物やカボチャのような、はっきりしたオブジェクトの内側をタップする方法です。オブジェクトが明確で、写真の中で目立っている場合に向いています。
なぞって領域を選択
タップでは判別しにくい複雑な場面では、写真上の複数の点をなぞると、より良い結果になります。複数の領域にまたがる形を選びたいという意図が伝わるからです。
ボックス選択
最後に、写真を長押ししてからドラッグすると、ボックス選択になります。何度も往復してなぞらなくても、写真の広い範囲をすばやく選択できます。

追加、消去、取り消し、やり直し
選択するたびにマスクに追加されます。カボチャをタップし、次にそれを持っている人物をタップし、さらにその人が立っている畑をなぞる、といった使い方ができます。選びすぎたときは消しゴムに切り替えて、取り除きたい部分を選択します。取り消しとやり直しはツール内にあるので、選択を試しては一歩戻ることが、最初からやり直さずにできます。
境界を整えるツール
ほとんどの場合、自動選択で質の高いマスクが作られ、すぐに調整を始められます。ただ、調整後に境界をなめらかにしたり、ハロー(縁の明るいにじみ)を抑えたりするには、少し境界を整えると効果的なことがあります。そのために、マスクオプションの「...」メニューに新しく「Show Edge Tools」が加わりました。

Edge Fit
Edge Fit は写真のディテールを使って、マスクの境界を近くにある実際の輪郭に合わせます。髪、毛並み、葉など細かいディテールのある被写体で、自動選択が少し粗く見えるときに特に役立ちます。Edge Fit が作用するのはマスクの境界付近だけなので、すでに正しく選択できている部分はそのままです。
Shift Edge
Shift Edge はマスクの境界全体を内側または外側に動かします。マスクの周りに背景の細い輪郭が見える場合は、スライダを左にドラッグして境界を内側に寄せます。マスクが被写体の一部を切り取ってしまう場合は、右にドラッグして境界を外側に広げます。スライダは中央付近でゆっくり変化するので、小さな動きで細かく調整できます。
Feather
Feather はマスクの境界をぼかし、調整がくっきりした線で途切れずに、なめらかに溶け込むようにします。特に露出や色を大きく変えたとき、編集がシーンの残りの部分になじみます。少しで十分です。わずかな Feather で、たいていは目に見える継ぎ目を隠せます。
これらの新しい境界ツールは、Magic Select だけのものではありません。Darkroom のピクセルベースのマスクすべてで使えます。Subject、Foreground、Background、そしてポートレート写真と ProRAW 写真の Smart Masks(Sky、Hair、Skin、Glasses、Teeth など)です。境界が少し粗い Hair マスクや、うっすらハローが出る Subject マスクも、同じ方法で整えられるようになりました。
社内では Magic Select をいろいろ試し、編集ワークフローに取り入れる方法を見つけながら、とても楽しんでいます。この編集のしかたこそ、Darkroom と入門向けの写真編集アプリとの違いをよく表していると考えています。写真は光で物語を伝える芸術であり、マスクは写真の中に光を描くための道具です。暗室で写真が生まれたときから、写真家はずっとそうしてきました。
Magic Select マスクがすべての人にもたらす創造的な表現にとてもわくわくしています。どんな想像力豊かな作品が生まれるのか、楽しみにしています。
Magic Select と境界ツールが今回の新機能です。このリリースには、すでにお使いのマスクに向けた多くの改善と修正も含まれています。線形マスクと円形マスクは動かすときの反応が速くなり、深度マスクと範囲マスクはより安定して選択でき、保存したマスクはより確実に再び開けるようになりました。全項目は Darkroom 7.6 のリリースノートをご覧ください。
いつも変わらぬご支援と熱意をありがとうございます。
Darkroom チーム
よくある質問
Magic Select マスクに対応しているデバイスは?
Magic Select には iOS 27 と、Apple GPU Family 7 のデバイスが必要です。
- iPhone:iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max
- iPad:iPad Air(第 4 世代)、iPad Air(第 5 世代)、iPad Pro 11 インチ(第 3 世代)、iPad Pro 12.9 インチ(第 5 世代)
- Mac:Apple M1、M1 Pro、M1 Max、M1 Ultra を搭載した Mac
マスクとは何ですか?
マスクは、調整を写真の一部だけに限定するものです。背後の空は明るくせずに顔だけを明るくしたり、前景だけを暖かくして残りはそのままにしたりできます。マスクごとに独自の調整を持てます。Darkroom のすべてのマスクの種類は Masks & Local Adjustments で紹介しています。
Magic Select を使うには Darkroom+ が必要ですか?
Magic Select は Darkroom+ のマスクです。メンバーシップがなくてもマスクを使った編集を作り、その仕上がりを正確に確認できます。書き出すにはメンバーシップが必要です。
Subject マスクとの違いは?
Subject マスクは、主な被写体を自動で選びます。Magic Select では、あなたが選びます。人物をタップし、次に自転車をタップしたり、不要な部分を消したりできます。主な被写体だけで十分なら Subject を、マスクに含めるものを自分で決めたいなら Magic Select を使ってください。
選択範囲が広すぎます。どう直せばいいですか?
消しゴムに切り替えて取り除きたい部分を選択するか、ツール内の取り消しを使います。選択は正しいのに境界にハローが出る場合は、マスクオプションの ••• メニューを開いて Show Edge Tools を選び、Edge Fit、Shift Edge、Feather を使います。


